曲を流しているだけという新たなDJに対する批判。
世の中はまさにピエール瀧ブームと言わんばかりに騒がれまくっております。
ここまで騒ぐものだから「電気グループってなんだ?」とYouTubeで検索する若者が増加。
電気グループなんかかっこいい⇨テクノっていうらしい。⇨EDMじゃないの?
っていう現象が起きているそうな。
めっちゃええやん。
正直、テクノってYMOや電気グループ以外のイメージないっていう人がほとんどで
これを機に、是非ともテクノやハウスミュージックも聞いて欲しいなと思います。
今や、スマホのアプリで手軽にDJ体験できちゃうのでお遊びでやってみるのもいいんじゃないかなって。
僕は初めてのボーナスを全てDJ機材を買うために使ったことがありますがその経験のおかげで自分の知らない世界や考え方を知るきっかけになったのがすごく有意義だった。
クラブで初めてやらせてもらったときは右も左もわからず、怖い人ばかりだと思っていましたが機材の触り方をみんなで教えてくれる人たちばかりでした。
初めてのクラブデビューの時
そんなクラブデビューする前はDJをしながらネット配信をしていたことがあったんですが結構言われるんですよ。
「ただ流してるだけ」
「DJやったことないけどこれは下手」
みたいなコメントがくるんですよ。
それにいちいち反応しては争っていた若い頃でした。
しかし、曲をかけているだけとDJを批判する意見が多いですがDJは曲を流すことに特化してる人たちなんです。
作曲家であり、DJというスタイルが当たり前のようになりつつありますが元祖DJと呼ばれる人たちは曲と曲を繋げて踊れる曲を作ったと言われています。
3分の曲が2曲とも踊りやすい部分が1分あったとする。
その1分をかけ続けて盛り上げる。
これがクラブDJの始まり。
だから、批判通りで考えると
スクラッチしてカッコ良くしたり、みんなが盛り上がる曲を最高のタイミングでかけても
所詮は曲を流しているだけなんです。
だから、作曲してるDJは「作曲家+DJ」であってDJが音楽を作らなければダメ。そうでなければ糞。というような発想はビーフシチューのない洋食屋にビーフシチューがない洋食屋は洋食屋とは名乗れないというようなものなのです。
そして、驚いたことに小学生でもEDMを知っている。
なんかじわじわと人気でここ数年ですごく伸びたのは知っていましたが昨今では小学生までもがEDMの虜に?
全ての元凶はFortniteというゲームらしい。
ゲーム上で使用できるアバターに「マシュメロ」というDJが使用できる。
彼は実在するDJであり、作曲家。
これが若年層にヒット。
Fortnite若年層に空前のEDMブームが到来する。
どのような理由でブームがくるかなんて計り知れたものじゃないと思います。
そんな、クラブミュージックが評価される時代になりつつあるので是非ともDJという人たちにも正当な評価をしていただきたいと思います。
何よりもDJというものは評価が難しいものです。ネット上に上がる動画だけではないんです。
DJは与えられた現場にいる人たちを喜ばすことが一番なんです。
あなたが好みではない曲をかけるDJもいるかもしれませんが現場が盛り上がっていればいいのです。
自分の好きな音楽を選曲するDJに出会える時がくるはずです。
そんな時には楽しく踊ってあげましょう。
中には我が強く、現場無視の自分のかけたい曲しかかけないという人もいますがあくまで表現をする人です。
いかにもなメタルバンドがライブハウスで今日は女の子が多いから恋愛曲で行こうとはならないわけです。
自分の作った曲をかけると思うのです。
現場の雰囲気を感じ取りながらも自分の好きな曲もみんなが好きな曲もかけるのが愛されるDJになるわけです。
そんなまとまりもつかないまま思いの丈を叫んでしまいましたが最後に
テクノってこんな感じだよ&DJってこんな感じだよという動画を貼ってさようなら